害獣
ハクビシン駆除は自治体へ?捕獲許可と相談先確認の基本手順
更新日: 2026年6月15日/文責: 駆除ナビ編集部
ハクビシンは特定外来生物ではありませんが、鳥獣保護管理法の対象で、捕獲には有害鳥獣捕獲許可が必要です。自治体相談、自己対応の範囲、業者判断を整理します。
ハクビシンは捕獲許可の確認が先
ハクビシンは特定外来生物ではありません。アライグマのような特定外来生物としての防除とは別に、鳥獣保護管理法の対象として扱われ、捕獲には有害鳥獣捕獲許可が必要です。屋根裏で音がしても、箱わなを買って勝手に捕まえるのは避けてください。
自治体の役割は、相談受付、捕獲許可の案内、被害防止策の説明、地域によっては捕獲器貸出や委託業者の案内などです。住宅内の追い出し、侵入口封鎖、フン清掃まで自治体が行うかは地域差があります。
特定外来生物ではないが自由捕獲ではない
ハクビシンは未指定のため特定外来生物ではありません。ただし鳥獣保護管理法の対象であり、捕獲には有害鳥獣捕獲許可が必要です。
- 夜間の足音、鳴き声、天井のシミを記録する
- 同じ場所にフンをためるため、ためフンらしき場所を写真で残す
- 果実、野菜、生ごみ、ペットフードを屋外に置かない
- 屋根、軒天、通気口、戸袋の隙間を外から確認する
- 捕獲許可と自治体制度の有無を先に確認する
自治体が案内する範囲
ハクビシン対応は自治体ごとに差があります。農作物被害を中心に鳥獣対策として扱う自治体もあれば、住宅の屋根裏被害は相談のみで、捕獲許可の案内や業者紹介にとどめる自治体もあります。
| 確認項目 | 聞く内容 | 注意点 |
|---|---|---|
| 捕獲許可 | 申請者、対象場所、期間、捕獲方法 | 許可なし捕獲は避ける |
| 捕獲器貸出 | 貸出条件、餌、見回り、捕獲後の連絡先 | 貸出がない自治体もある |
| 農作物被害 | 農政担当の支援や地域防除の有無 | 住宅被害と窓口が違う場合がある |
| 住宅被害 | 屋根裏作業、封鎖、清掃の対応範囲 | 建物修繕は自己負担になりやすい |
| 業者案内 | 登録業者、紹介制度、相談先 | 費用は依頼者負担が多い |
問い合わせ時は、住所、被害場所、写真、目撃日時、建物の種類、賃貸か持ち家かを伝えます。賃貸住宅や集合住宅の共用部では、管理会社や所有者の判断が必要です。
相談から対策までの手順
- 1
侵入の可能性を整理する
足音、フン、臭い、天井のシミ、断熱材の荒れを安全な範囲で確認します。屋根裏へ無理に入る必要はありません。
- 2
自治体へ許可と制度を確認する
市区町村の環境課、農政課、鳥獣対策担当へ、捕獲許可、捕獲器貸出、相談範囲を確認します。
- 3
追い出しと封鎖の順番を決める
中にいる状態で塞ぐと閉じ込めや死骸化のおそれがあります。追い出し後に侵入口を塞ぐ計画にします。
- 4
清掃と消毒の必要性を確認する
ためフンや尿汚染がある場合は、臭い、衛生、再侵入誘引の観点で清掃が必要です。
- 5
保証と再発条件を比較する
封鎖箇所、保証期間、別侵入口の場合の扱いを複数業者で比べます。
捕獲より侵入口対策が重要
ハクビシンは同じ建物へ戻ることがあります。許可を得た捕獲や追い出しだけでなく、侵入口封鎖と餌場管理をセットで進めます。
自分でできることと避けること
住民が安全にできるのは、餌場をなくす、被害を記録する、侵入口候補を外から見る、自治体と管理者へ相談することです。捕獲、屋根上作業、屋根裏のフン清掃は、許可・転落・感染対策の問題があるため慎重に切り分けます。
| 行動 | 避ける理由 | 代わりに行うこと |
|---|---|---|
| 箱わなを無許可で設置する | 捕獲許可が必要 | 自治体に申請・貸出条件を確認する |
| 中にいるまま穴を塞ぐ | 閉じ込めや死骸化で悪臭が出る | 追い出し確認後に封鎖する |
| フンを素手で片付ける | 衛生リスクがある | 防護具や専門清掃を検討する |
| 屋根へ上がって隙間を探す | 転落リスクが高い | 外観写真を業者や自治体に見せる |
| 強い忌避剤だけに頼る | 一時的に移動して戻ることがある | 封鎖と餌場管理を組み合わせる |
- 庭木の枝が屋根へ届いている場合は侵入経路になり得るため剪定を検討する
- 雨どい、軒、戸袋、換気口の破損を外から確認する
- 倉庫や物置の隙間を整理し、寝床になりにくくする
- 近隣でも被害がある場合は自治体へ地域状況として伝える
業者相談と費用目安の考え方
ハクビシンの費用は、追い出し、捕獲許可への対応、侵入口封鎖、フン清掃、消毒、断熱材交換の有無で変わります。広告の最低料金だけでは判断せず、現地写真と作業範囲をもとに総額の目安を比較します。
| 項目 | 確認する質問 |
|---|---|
| 法令対応 | 捕獲許可や自治体手続きが必要な場合、どこまで対応するか |
| 調査範囲 | 屋根裏、床下、外周、侵入口を写真で報告するか |
| 追い出し | 追い出し方法、中に残っていない確認方法 |
| 封鎖 | 封鎖箇所、使用部材、再侵入時の保証 |
| 清掃 | ためフン、尿汚染、断熱材の扱い |
| 追加費用 | 高所、足場、夜間、部材追加、死骸回収の条件 |
許可と施工の両方を確認
捕獲許可の話だけでなく、建物へ戻らせない施工ができるかを確認します。封鎖写真、保証範囲、追加料金の条件を契約前に残しましょう。
よくある質問
Q. ハクビシンは特定外来生物ですか?
いいえ、特定外来生物には指定されていません。ただし鳥獣保護管理法の対象で、捕獲には有害鳥獣捕獲許可が必要です。
Q. 市役所に頼めば無料で駆除してくれますか?
自治体によります。捕獲器貸出や許可案内がある地域もありますが、住宅内の追い出し、封鎖、清掃は自己負担で業者依頼になることが多いです。
Q. 屋根裏から音がするだけでも相談できますか?
相談できます。足音の時間帯、フンや臭いの有無、侵入口候補の写真を用意すると、自治体や業者が状況を判断しやすくなります。
Q. 費用の目安は何で変わりますか?
侵入口の数、高所作業、フン清掃、消毒、断熱材交換、再発保証の範囲で変わります。最低料金ではなく総額の目安で比較してください。
自治体の無料駆除・補助を確認する
害虫・害獣への対応は市区町村ごとに異なります。無料駆除・補助金・相談窓口・対象外条件は、自治体ページの公式情報と確認日を見て判断してください。