見た目から調べる害虫図鑑
イガ薄茶色の小さい虫(体長4.5〜8mm)の見分け方と対処
物置や古い家屋に放置されたカーペット・寝具・衣類などに発生する蛾の仲間。イガは体長約4.5mmの淡い灰色の成虫で幼虫が筒状の繭を作って移動しながら食害し、コイガはイガよりひと回り大きく年に3〜4世代を繰り返すため通年注意が必要。いずれも幼虫だけが動物質繊維(羊毛など)を食べる。
無害(不快害虫)
イガの見た目の特徴
| 体長 | 4.5〜8mm |
|---|---|
| 色 | 薄茶色・灰色・白い |
| 形 | 細長い |
| 羽 | 羽あり(飛ぶ) |
| 動き | はって動く・飛ぶ |
| よく見つかる場所 | クローゼット・衣類 |
| よく見る時期 | 1年中 |
同定ポイント(この虫かどうかの確認)
- イガの幼虫は体長5〜7mmで淡黄白色、頭部が黒い。成虫は体長約4.5mmで淡い灰色
- コイガの幼虫は体長約6〜7mm、成虫は体長約5〜8mmであわい白色。イガよりひと回り大きい
- イガの幼虫は筒状の繭を、コイガの幼虫は膜状の繭を身にまとって移動する
- コイガはイガと比べて食性が広く、玄米・小麦・鰹節など乾燥食材にも発生する
- 衣類に布地と同色の細長い毛玉状のもの(繭)が付いていたら幼虫の存在を疑う
間違えやすい虫との見分け方
危険度と放置した場合の影響
人を刺したり咬んだりすることはなく、感染症の媒介もない。幼虫が衣類やカーペットなど動物質繊維を食害する経済的被害が中心。
自分でできる対処
- 衣類用防虫剤(ピレスロイド系)を収納に入れる
- 不快害虫用エアゾールで成虫・幼虫を直接駆除する
- 被害衣類は洗濯・乾燥や熱処理で幼虫・卵を除去する
再発を防ぐ予防策
- 衣類は汚れを落としてから収納し、皮脂・食べこぼしを残さない
- 長期間放置しているカーペットや寝具を定期的に点検・洗濯する
- 収納には年間を通して防虫剤を切らさない
写真と実寸の目安

Sources
参考にした公的機関・公式情報
本ページの同定情報は見た目の特徴に基づく参考情報です。刺す・咬むおそれのある虫は無理に近づかず、健康被害が出た場合は医療機関の受診をご検討ください。