見た目から調べる害虫図鑑
クロアリ(羽アリ)黒い小さい虫(体長資料により幅がある)の見分け方と対処
夏、窓の周りや室内で黒っぽい羽の生えたアリが大量に飛んでいたら、シロアリではなくクロアリ(黒アリ)の結婚飛行である可能性がある。クロアリの羽アリは6月以降に羽化し、新たな巣を作るための結婚飛行に出かける。見た目がシロアリの羽アリと似ているため、くびれ・触角・翅の大きさで見分けることが重要。
無害(不快害虫)大量発生することがある
クロアリ(羽アリ)の見た目の特徴
| 体長 | 資料により幅がある |
|---|---|
| 色 | 黒い・茶色い |
| 形 | 細長い |
| 羽 | 羽あり(飛ぶ) |
| 動き | 飛ぶ・はって動く |
| よく見つかる場所 | 窓・網戸・サッシ、玄関まわり・外から侵入 |
| よく見る時期 | 夏 |
同定ポイント(この虫かどうかの確認)
- 胴体にくびれがあり、頭部・胸部・腹部がはっきり分かれている(シロアリは寸胴でくびれがない)
- 触角はL字型に折れ曲がっている(シロアリの触角は数珠のように球体が連なり真っ直ぐ)
- 後翅が前翅より小さい(シロアリは前後の翅がほぼ同じ大きさ)
- クロアリの羽は比較的取れにくいが、シロアリの羽はとても取れやすく周囲に大量の翅が散乱しやすい
- クロアリの結婚飛行は主に6月以降、シロアリの羽アリは4〜6月に多い
間違えやすい虫との見分け方
危険度と放置した場合の影響
家屋や木材への食害はなく、直接の健康被害もない。ただしシロアリの羽アリと見た目が似ているため混同されやすい。
自分でできる対処
- 室内に侵入した個体は掃除機で吸い取るか、市販の殺虫スプレーで駆除する
- シロアリ用ではなく、アリ用の毒餌剤・殺虫剤を使う(アリ用の毒餌はシロアリには効果がない点に注意)
再発を防ぐ予防策
- 窓や網戸の隙間を塞ぐ
- 光に誘引されるため、屋外照明の使い方を工夫する
写真と実寸の目安

体長は種類・資料により幅があるため、実寸の図示は省略しています。
本ページの同定情報は見た目の特徴に基づく参考情報です。刺す・咬むおそれのある虫は無理に近づかず、健康被害が出た場合は医療機関の受診をご検討ください。