見た目から調べる害虫図鑑
シバンムシ赤茶色の小さい虫(体長1.5〜3.5mm)の見分け方と対処
食品棚や畳の部屋でよく見つかる体長1.5〜3.5mmの赤褐色の甲虫。タバコシバンムシとジンサンシバンムシが代表種で、乾麺・菓子類・穀類・畳・漢方薬・タバコなど乾燥した植物質を幅広く食害する。
実害は小さい大量発生することがある
シバンムシの見た目の特徴
| 体長 | 1.5〜3.5mm |
|---|---|
| 色 | 赤茶色 |
| 形 | 楕円形 |
| 羽 | 羽あり(飛ぶ) |
| 動き | はって動く・飛ぶ |
| よく見つかる場所 | 食品棚・米びつ、キッチン・台所、畳・和室 |
| よく見る時期 | 1年中 |
同定ポイント(この虫かどうかの確認)
- 体長1.5〜3.5mm程度の楕円形で赤褐色、黄色の微毛で覆われる
- タバコシバンムシの上翅には縦条がないが、ジンサンシバンムシの上翅にはわずかな縦条が見える
- 畳や食品棚、乾燥食品の周辺でよく見つかる
- 成虫は午後〜夜間に活発に動く
- 幼虫が乾麺・菓子・畳床など乾燥した植物質を食害する
間違えやすい虫との見分け方
コクゾウムシとの見分け方
コクゾウムシは象の鼻のような長い口吻を持つが、シバンムシにはそのような突出した口吻がない
比較を見るアリガタバチとの見分け方
シバンムシの幼虫に寄生するアリガタバチは体形が細くアリに似ており、シバンムシとは別の昆虫
比較を見る危険度と放置した場合の影響
シバンムシ自体は毒がなく、吸血や刺咬もしない。ただし幼虫に寄生する天敵アリガタバチが発生することがあり、そのハチが人を刺す間接的なリスクがある。
自分でできる対処
- 発生源(古い食品・畳)を特定し廃棄・清掃する
- 畳の高熱処理を業者に依頼する
- 開封済み食品は密閉容器で保管する
- 室内湿度を約50%に維持する
再発を防ぐ予防策
- 食品を密閉容器に入れ、常温で長期間放置しない
- 古い畳や乾燥食品を定期的に点検する
- 室内の換気・除湿を行う
写真と実寸の目安

本ページの同定情報は見た目の特徴に基づく参考情報です。刺す・咬むおそれのある虫は無理に近づかず、健康被害が出た場合は医療機関の受診をご検討ください。